道場生からのメッセージ


妻への平成最後の贈り物

一家三人の写真

 

 押忍!

 

 今回、私の家族を紹介する機会をいただきありがとうございます。

 

 我が家3人は松濤塾門下生です。

 

 平成29年に息子(当時6歳)入門、同30年、私も大学卒業以来25年ぶりに稽古を再開すべく入門、同31年、初心者の妻も入門しました。

 

 息子は、空手が性に合ったようで、道場では熱心に稽古、自宅でも登校前や夕食後に短時間ながら復習、特に昇級(段)審査・試合前は気概を高く持ち取り組んでいました。妻とは、息子の成長に目を細め、空手に対する姿勢も頼もしく鼓舞激励する日々を楽しんでいました。

 

 ある日、妻から「平成も終りね、記念に何かないの」と唐突な要求、息子と思案し「一緒に空手がしたくて道着がほしいのでは」との結論に至りました。

 

 妻は届いた道着を一見、苦笑するも満更でもない表情でした。しかし、その道着は私の発注ミスで袖・裾が短く甚平風。一転、表情が曇る妻に「動きやすく初心者向け、手足が長く見えるし可愛い」などと苦しい言い訳を連ねました。何とか妻も入門し、我が家の空手生活が心機一転始まりました。

 

 実は、私も唐突に道着を贈られ空手を始めました。大学進学に伴い入寮、隣部屋の空手道部主将から「充実した学生生活を送るためには必要」と半ば強制的(笑)に道着を渡されました。昨年、その主将と東京都大会にて再会、偶然にも息子の組手試合の審判でした。

 

 さて、妻は体力・柔軟性の低下は否めず、道場では不慣れな反復動作に悶絶しながらも熱心に稽古、自宅では息子から技術的な助言を得ながら復習、職場では人目を忍んで筋トレ・ストレッチ、更に昇級審査受検、合宿参加、東京都大会出場など積極的に挑んでいます。息子に負けまいと2年半での黒帯(初段)取得を目指しているようです。


 家族で共通の趣味を持ち、同じ道場で汗を流し切磋琢磨する楽しさを実感、充実した日々を送っています。

 

 なお、令和最初も道着を贈ることとなり、甚平風の道着は早々にその任を終えました。

 

 最後に、松濤塾門下生の年齢層は幅広く、個々の目標・稽古量も様々です。同じなのは、安価な月謝と道着一着あれば稽古可能、道場が駅近で好立地の恩恵を享受、体力・柔軟性・気力が向上し健康増進、日焼対策など不要、そして何より、伝統ある武道を基本から丁寧にご指導いただけます。

 

 空手に興味をお持ちの方、お子様の習い事をご検討の方、稽古再開をお考えの方、日々のストレス等を発散されたい方、唐突に道着を贈られた方、お子様・旦那様・奥様と共に、お友達と共に、勿論お一人様でも、松濤塾への入門をお待ちしています。まずは、見学・稽古の体験にお気軽にお越しください。

 

 押忍!


中高年の皆様へ

特に生活習慣病克服に努力されている方々へ

大谷好和(61歳・空手道歴19年)

はじめに

小生は、1950年生まれで、28年間サラリーマン生活を過ごし、早期退職でブラブラしている人間です。サラリーマン次代は中間管理職、単身赴任を経験するなどストレスの多い生活をし、ご多分にもれず生活習慣病予備軍にありました。この道場に来て、空手をするようになって約1年半、最近の測定と血液検査で体重は89kから6k減少し、血液の数値も中性脂肪(これも若干悪い程度)以外はパーフェクトの結果となりました。この喜びを皆さんにも味わっていただきたく、当塾においでいただくことをおすすめするものです。

 

健康維持とストレス対策

皆様は、職場で毎日非常なストレスと闘っていることと存じます。ご家庭では、子供のこと、介護のこと、あるいは近所付き合い、職場では上下の狭間での苦労、リストラの不安、お客様対応、そして老後の不安など、問題の大小に関わらず毎日ストレスにさらされており、闘っているのです。

その手っ取り早い解消法として、どうしてもショッピングや飲食などに行く傾向があるのはしょうがありませんが、その回数と量が重なり、ついには立派な生活習慣病となっていくのです。これを防止するには適度な運動が最善と言われており、水泳、散歩、ジョギング、ジム、テニスなどがあげられます。

 

なぜ空手なのか

体を動かすものとして、先に述べたようなスポーツがありますが、なぜ空手をお勧めするかというと、空手は有酸素運動とさていないようですが、実際には散歩と同様に稽古することで非常に良い効果があると思うのです。小生の経験からもそれが言えると思います。空手は全身の筋力を鍛えますので基礎代謝力を増進するものといえましょう。

私の場合、166cm、89kで空腹時血糖値が140でしたが、先日の検査では102に1ヶ月平均、1週間平均を表すグルコアルブミンが14.8、HbAlcが5.1になりました。血圧も138だったのが120に低下しました。糖尿の薬は飲んでいませんので、医者から誉められました。

また、空手をするのに必要なものとしては道着と帯、それにタオルだけと道具が非常に少ないので、出勤の時、気軽に持てて会社の帰りに道場に来るのが楽です。その意味では柔道も同じですが、柔道と異なり、相手と直接に接触することもなく、投げ技(注:投げ技も稀に練習することがあります)もありませんから腰を痛めたりすることはありません。道具をそろえる費用もかかりませんから、他の武道、スポーツと比べてお得です。

次に、月謝ですが、これも週に3回も稽古があって(火、木、土)6千円と格安です。他のスポーツと比べてもいかにリーズナブルかわかります。

また、専門の先生について稽古をしますので、独りでジョギングをして具合が悪くなる危険性もありませんし、変な話ですが水泳で水虫にかかるようなこともありません。さらには稽古次第で(社)日本空手協会が認める級、段が取得できますので、これは励みになります。

 

最後に

中高年のみなさん、だまされたと思っておいでになりませんか。毎日の生活で大きな声を出すこともないでしょう。ここではお腹から力のある気合いが要求されます。それだけでもストレスは解消しますが、全身から汗を十分に出して脂肪を燃やしましょう。形を覚えると一生もので、年をとっても全身運動が出来ます。

さらに、空手を習っている家庭では家庭内暴力やオヤジ狩りの被害を聞いたことがありません。空手着に黒帯、格好がいいですよ!一緒に健康になりましょう!